ごあいさつ

理事長より 「浜松聖星高等学校のスタートにあたって」

理事長 北脇保之

理事長 北脇保之

 この4月、女子校として60年の歴史を持つ浜松海の星高等学校は、校名も「浜松聖星高等学校」に変更し、共学校として新たなスタートを切りました。おかげさまで男子を含め多くの新入生を迎えることができ、今学校は新しい活力が溢れています。
 今回の改革は、これまでの歴史と伝統の断絶ではなく、その継承であり、新たな発展です。継承の最大のポイントは、本校が県西部唯一のカトリック・ミッションスクールであり続けるということです。聖星高校は、「真理を学び愛に生きよ」という校訓の下に、キリスト教の世界観に根ざした「心の教育」を継続していきます。
 新たな発展の面は、本校教育の特色として掲げる「国際教養教育」に現れています。今世界は、人工知能やインターネットなどの技術の発達とともに、グローバル化が進展し、世界全体の富が増大する一方で、貧富の格差やテロ、気候変動など地球規模の問題が深刻化しています。人類にとって未知の世界に入っていく若者たちは、常に世界の現状を理解し、世界中の民族・文化・言語等の違う人々と時には協働し、時には競い合いながら、自分の人生を構築していく力を持たなければなりません。聖星高校は、海の星時代からの優れた英語教育や留学制度のうえに新たな国際教養教育プログラムを導入し、グローバル化する世界の中でしっかりと生きていけるよう、生徒の力を伸ばしていきます。
 政府は、日本の学生たちが向上心や自己肯定感、世界に出て行く意欲などの点において、アメリカや中国などの学生に大きく劣っていることに深刻な危機感を抱き、教育改革に乗り出しています。その改革の意図は初等・中等・高等教育の内容から大学入試まで広範囲にわたっています。浜松聖星高校の取組みは政府の進める改革と多くの点で一致しており、私は、生徒のみなさんにとって、本校の教育が卒業後の良い人生の出発点となることを確信しています。

学院長より 「手を合わせ、祈ることの大切さを学んでほしい」

学院長 谷口日美子

学院長 谷口日美子

この度、浜松海の星学院の学院長を拝任いたしました。
 学院には、1つの高等学校と2つの幼稚園があります。高等学校は昨年創立60周年を祝い、今年は男女共学として新たな歩みを始めます。ベルナルド修道女会のシスター方をはじめ諸先輩の先生方が築き上げられた歴史と伝統、学院に対する篤い思いの上に立っていることを痛感しています。
 学院の根底に生きているキリスト教精神、宗教的分野における奉仕が私の務めです。
 目まぐるしく変化していく社会の中で、経済優先で個としての人間が見え隠れするような現実の中で、人のうちに潜んでいる真理の追究や一人の人格者として生きる熱望はかわらないのではないでしょうか。本学院を通して、園児や生徒は手を合わせること、祈ることを体験されるでしょう。手のぬくもりを通して、鼓動に傾聴する静けさにおいてこそ人は自分と向き合い、人を超える偉大な方の存在に触れるのだと思います。
 皆さま方と共に新たな歴史のページを作り出せることを感謝し期待しています。

校長より 「世界の人々」に貢献を

学校長 重信明利

学校長 重信明利

 浜松聖星高等学校の特色はキリスト教的世界観に基づく「心の教育」と、そして「国際教養教育」です。
 本校はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどに姉妹校・提携校を持ち、各地に留学生を送っています。ただ、これまで本校が女子校であったために、この充実した留学制度も女子にしか提供できませんでした。しかし、平成29年度から共学校となり、男子にも留学を勧めることができます。
 現在、日本企業は海外にマーケットを求め、支店・工場を次々に建設しています。また、日本国内にも外資系企業が続々と進出してきており、国際機関だけではなく一般企業に就職したとしても、海外の文化、価値観、人々の考え方を理解することは重要な課題となってきています。
 本校は男女の別なく、英語の得手不得手に関わらず、まずは海外の人たちとコミュニケーションをとってもらい、海外の文化に触れ、語学力の必要性を感じてもらいます。そして、本校で習得した語学力を利用して、さらに海外の人たちとコミュニケーションを図り、海外の文化や価値観を理解してもらおうと考えています。
 カトリック的倫理観による「隣人愛」をもって、海外あるいは日本国内における「世界の人々」のために貢献できる人間、そのような人材を卒業生として輩出することが私たちの最終的な教育目的と考えております。