ごあいさつ

理事長より 「希望を持って、未来へ」

理事長 北脇保之

理事長 北脇保之

 浜松聖星高等学校は、共学化し、校名変更して2年目を迎えました。幸い2年連続して大勢の新入生を迎えることができ、校内は活気に満ちています。
 私たちは世界の大きな変化を見通し、これからの世界を生きていく若い人たちに必要な力をしっかりと育む教育をしたいと考えています。その大きな変化とは、第一にAI(人工知能)をはじめとするテクノロジーの発達、第二に世界が一つのアリーナのようになるグローバリゼーションの進展です。このような変化により、AIが人間の仕事を奪ってしまうのではないか、世界的な競争の激化は社会の格差をますます大きくし、生活が厳しくなるのではないか、といった様々な不安が生じています。しかし、いたずらに不安にとらわれることはありません。テクノロジーはそれを良く利用することを考え、グローバリゼーションは地球的な課題の解決の機会を増やすものと考えていけばよいのではないでしょうか。ただその時、誕生以来最強の力を持つことになった人間が、その力を間違った方向に使わないように制御するための精神性や倫理が不可欠です。
 聖星高校は、「国際教養教育」、ICT教育、そしてカトリックに基づく「心の教育」を通して、若い人たちがこれからの世界を、希望を持って生きていくのに必要な力を育みます。キリスト教においては「希望」は「神を切望する力」という特別な意味がありますが、キリスト教徒であるか否かにかかわらず、希望は大切です。

学院長より 「教育は心を形成すること」

学院長 谷口日美子

学院長 谷口日美子

 浜松海の星学院には二つの幼稚園と一つの高等学校があります。その根底に生きているキリスト教精神、宗教的分野における奉仕が私の務めです。
 今日、人の美しさや働きに感動し驚くことがあれば人の残虐さに心痛むこともあります。科学技術の進歩や発達は私たちの生活を便利で快適なものにしてくれますが、時に私たちの生活や心は潤っているのだろうかと考えさせられることがあります。
 いのちは贈り物、人の尊厳はみな同じですが、その誕生や生育環境はみな同じではありません。人は一人ひとりがかけがえのない者であること、「人の尊厳」を私たちはどこで知るのでしょうか。いのちの尊さ、ユニークなかけがえのない者である自分や他者の尊厳、愛される者であることなどに気づくうえで“心の教育”の役割は大きいと考えます。それは知的能力を後回しにするのではなく、人生観や世界観を作り上げていく中で自分の尊さに気づき、未知なる可能性を伸ばすのに打ち込む内なる力を育てるものと信じています。
 次世代を担う生徒たちが心身ともに均衡のとれた人に成長することを祈り、寄り添います。

校長より 「世界の人々に貢献を」

学校長 重信明利

学校長 重信明利

 浜松聖星高校は「隣人愛の実践により世界に貢献する人間を育てる」ことを教育目標としています。
 隣人愛を実践するということは、まず「隣人を知る」ということから始まります。私たちにとって隣人とはごく身近にいる人たちから、海を越えてアジア、アフリカ、欧米を含めた地球全体の人々を指します。つまり、隣人を知るということは、近隣の地域から全世界まで幅広いエリアでの政治・経済・文化について学び、そこに住む人々とコミュニケーションをとるに至ること意味します。私たちはこれを「国際教養教育」と呼んでいます。即ち本校では、カトリック精神による「心の教育」とこの国際教養教育を推進し、3年間生徒たちを育てていくことによって、世界に貢献できる人間を地域社会あるいは国際社会に輩出させていくことを教育の目標にしているのです。
 この目標を達成するため、本校はネイティブの教員とCALL(語学学習支援コンピュータシステム)教室を活用して生徒の語学力向上を目指すとともに、各種の留学制度や海外修学旅行、エンパワーメントプログラムなど価値観の異なる人々の文化に直接触れる機会を数多く提供することで生徒たちの国際人としての社会的責任感を育てていきます。
 また、聖書を軸とした宗教授業や宗教行事などカトリック学校としての使命である心の教育を積極的に推進することで隣人愛の基盤を生徒の内に構築していきます。
 浜松聖星高校では、AI技術が発達しグローバル化が急速に進む世界に即応しながらも普遍的な真理と愛を自らの人生の光とする人間をこれからも社会に送り出していきたいと考えています。